2009年05月13日(水)
ゴミの有料化は百害あって一利なし
市議団主催の第二回目の「高知市政報告懇談会」が朝倉地域の大谷で開催され40名あまりのみなさんが参加しました。
今日はゴミ有料化の論点を報告します。
岡崎市長はゴミ袋を有料化したいと明言、その理由として見出しの四つのことをあげていますが、いずれもまったく市民の納得を得られるようなものではありません。
1、“循環型社会の実現”というが…
実は高知市は全国に誇る高知方式というゴミ収集体制を確立して全国から次々視察がくるような先進地域です。
それは月一回の不燃物・資源ゴミの収集時に18もの分別をして出しているのです。ビンでは透明、茶、緑、黒といった具合です。しかもそれを各町内会のみなさんがボランティアを組織して人を出し、分別を率先して実施しています。私の家も先月朝7時から8時までその当番でした。
これこそが循環型社会の先進ではないのでしょうか。
2、“ゴミの減量化”に資するというが…
高知市はゴミの減量化がすでにすすんでいます。
平成15年度では、一人あたり1244グラム(一日)でしたが、19年度には1144グラム、91%に減量しているのです。
有料化を実施した自治体が、一時的に減量する場合もありますが、だいたいリバウンドしています。減量を効果あるものにするには一袋200円程度までぐんと高くするくらいのことが必要になります。際限ない負担増の悪循環に陥ります。
3、県内では高知市だけが無料だから…
たしかにそのとおり、だからといって悪いほうに横並びする必然性がどこにあるのでしょうか。
しかも、高知市と同じ中核市でみると、有料化は全国39市中8市のみ、一般市を含めた全市806市のうち404市のみです。いいものにあわせるのが人類の知恵ではないのでしょうか。
4、厳しい財政状況への対応…
結局真の狙いはこの4番目の理由、市の財政が大変だからゴミも有料化して借金返済にあてる、というもの。
しかしすでに、高知市のゴミ処理費用は、市民一人当たり9138円で全国平均の14000円の約65%に抑えられています。1で述べた分別収集がしっかりやられていますから、中間処理施設も必要なく、その分でも20億から30億円、年間維持管理費2億円程度が必要なく、非常に効率的にゴミ行政をやっているのです。
有料化したらどうなるか。「お金を払っているんだから」と分別もあいまいになり、市民の協力も得られないようになり、地域のコミュニティーも崩壊し、とりかえしのつかないことになるでしょう。
まさに“百害あって一利なし”のゴミ有料化を絶対にストップさせたい。
Posted by 春名なおあき at 21時36分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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